マーケティング用語解説


SNSマーケティング、WEBマーケティング用語を解説するコーナー

WEBマーケティング


Webマーケティングとは、Webを中心に行うマーケティング活動のことです。Webサイトに人を呼び込んで、そのWebサイトに掲載された商品・サービスの販売やブランディングを促進させること。主に、SNS・Web広告、Webサイトなどを活用します。
つまり、Webで売上が上がる仕組みを作ることです。

SNSマーケティング


SNSマーケティングとは、SNSを活用して売れる仕組みを作るマーケティング手法です。具体的には、企業がSNS上に自社のアカウントを開設して利用者とコミュニケーションを測ったり、SNS上に広告を出稿したりといった形で展開されます。商品・サービスの認知度向上や販売促進を働きかける一連の取り組みをSNSマーケティングと言います。


アンバサダー


アンバサダー(ambassador)とは、日本語に訳すと「大使」や「使節」「代表」「代理人」といった意味になります。 ビジネスシーンでのアンバサダーとは、分かりやすくいえば「宣伝大使」です。 組織や企業からの依頼を受け、公式に「ブランド」「商品」「サービス」などの広報活動、普及活動を行う人を指しています。

インフルエンサーは、主にSNSなどで強い影響力を持ち、フォロワーに影響を与えるような役割を持ちます。アンバサダーは、商品・サービスのファンという立場で自発的に発信する存在です。インフルエンサーを起用する主な目的は商品の認知拡大ですが、アンバサダーを起用する目的は、認知拡大に加えて既に商品を認知している層に対する理解促進(ファンの育成)など多岐にわたります。

インフルエンサー


インフルエンサーとは、世間や人の思考・行動に大きな影響を与える人物のことを指します。インフルエンサーは、主にSNSなどのソーシャルメディアで情報発信し、多くのフォロワーに影響を与えています。インフルエンサーの例としては、タレント、ファッションモデル、スポーツ選手、特定の分野の専門家、インターネット上で強い影響力を持つ個人ブロガーなどが挙げられます。インフルエンサーは、その情報拡散力と影響力を活かして、企業の商品やサービスをPRし、広告収入を得ている人もいます。企業がインフルエンサーの発信する情報を活用して宣伝することをインフルエンサー・マーケティング(SNSマーケティング)と呼びます。


オウンドメディア


オウンドメディアとは、企業が自社で保有するメディアの総称です。具体的には、ウェブサイトやブログ、SNSアカウントなどが挙げられます。オウンドメディアは、企業が自社サイトとは別に運営する宣伝をメインにしない情報発信メディアです。自社商品の購買促進や新規顧客の獲得、企業の採用やブランディング、既存顧客のエンゲージメントを高める効果が期待できます。オウンドメディアは、主に検索エンジンのキーワードで集客します。一方、ランディングページは、リスティング広告やバナー広告など、Web広告から集客します。オウンドメディアは、自社の認知拡大、リード獲得、ブランディングの確立、採用力の強化、マネタイズといった目的で導入する企業が増えています。しかし、「競合がやっているから」と安易に作ってしまい、集客に失敗するケースも少なくありません。

A/Bテスト


A/Bテストは、異なるバージョンのコンテンツ、広告、ランディングページなどを同時に配信し、どちらがより効果的かを比較する実験の手法です。通常、次のステップで行われます。

  1. 要素の選択: テストしたい要素を選択します。例えば、SNS広告の場合、広告のタイトル、本文、画像、コールトゥアクション(CTA)などがテスト対象となります。
  2. バリエーションの作成: 選択した要素に対して異なるバージョン(AとB)を作成します。AとBは少し異なる要素を含んでいることが特徴です。例えば、Aバージョンではタイトルを「特別セール開催中」とし、Bバージョンでは「お得なセール中」にするなどです。
  3. ランダムな配信: AとBのバージョンをランダムに選んでユーザーに配信します。つまり、同じ条件で異なるバージョンのコンテンツが異なるユーザーに表示されます。
  4. データ収集: 配信後、収集されたデータを分析します。データにはクリック率、コンバージョン率、エンゲージメントなどが含まれます。
  5. 比較と評価: AとBのバージョンの成績を比較し、どちらがより効果的であるかを評価します。例えば、特定の広告がクリック率が高いことが判明した場合、それを採用します。
  6. 最適化: テストの結果に基づいて、広報戦略を最適化します。より効果的な要素やアプローチを選択し、今後のキャンペーンに活かします。

SNS運用代行サービス


SNS(ソーシャルメディア)運用代行サービスは、中小企業や個人事業主向けに提供される、ソーシャルメディアプラットフォームでのプロフェッショナルなプレゼンスを構築・維持するためのサービスです。以下に、一般的なSNS運用代行サービスの内容について説明します。

  1. 戦略立案とプランニング: ソーシャルメディア戦略の策定: 顧客のニーズと目標に合わせたSNS戦略を開発します。コンテンツカレンダーの作成: 投稿スケジュールやテーマを計画し、コンテンツの一貫性を保ちます。
  2. コンテンツの制作とカスタマイズ: テキスト、画像、動画など、さまざまな形式のコンテンツの制作と編集。 ブランドのアイデンティティに合ったコンテンツのカスタマイズ。
  3. コミュニティ管理: フォロワーとの対話: コメントへの返信、質問への回答、フィードバックの収集など。スパム対策とユーザー管理: スパムコンテンツの削除や問題のユーザーへの対応。
  4. 成果分析と改善: メトリクスの追跡: インプレッション、エンゲージメント、フォロワー数のモニタリング。 成果の評価: キャンペーンやコンテンツの成果を分析し、戦略の改善を提案。
  5. 広告キャンペーンの管理: 広告戦略の立案: ターゲット広告キャンペーンの計画と設計。 広告予算の最適化: キャンペーンの実行と予算管理。
  6. プラットフォームの選定: 最適なSNSプラットフォームの選定と管理。
  7. 危機管理: 不適切なコンテンツや緊急の問題への対応策の策定と実行。
  8. リサーチと競合分析: 業界トレンドの追跡と競合他社の戦略の分析。
  9. 定期的なレポート提供: 成果のレポート作成と顧客への提供。

SNS運用代行サービスは、中小企業経営者がソーシャルメディアの戦略を効果的に実行し、オンラインプレゼンスを向上させるための貴重な支援を提供します。これにより、企業は専門家の知識と経験を活用し、ターゲットオーディエンスとの強力な関係を築き、ビジネスの成果を向上させることができます。しかし、適切な代行サービスの選択が重要であり、サービスプロバイダーとのコミュニケーションと連携も不可欠です。

KPI(Key Performance Indicator)


KPI(Key Performance Indicator)は、中小企業経営者にとって非常に重要なコンセプトです。これは、ビジネスの健全性や成果を測定し、評価するための指標やメトリクスです。KPIを正しく選択し、適切に追跡することで、ビジネスの目標達成に向けた戦略的な方向性を確立できます。以下に、中小企業経営者に向けたKPIの重要性と選定方法について説明します:
KPIの重要性:

  1. 戦略実行の評価: KPIはビジネスの戦略的な目標とリンクしており、目標達成度を評価するのに役立ちます。ビジョンや戦略の実行を追跡し、進捗を確認するための指標として機能します。
  2. 意思決定の支援: KPIはデータに基づいた意思決定をサポートします。特定の分野での成功や課題を特定し、必要に応じて戦略を調整できます。
  3. 成果の可視化: KPIは経営者とスタッフにビジネスの成果を明示化します。チーム全体が目標に向かって進んでいることを可視化し、モチベーションを高めます。
  4. 資源の最適化: KPIを分析することで、どの部分が最も効果的であり、どの部分が改善の余地があるかを特定できます。リソースを最適化し、成果を最大化するのに役立ちます。

KPIの選定方法:

  1. ビジネス目標に合致: KPIはビジネスの長期的および短期的な目標と一致している必要があります。たとえば、売上目標、市場シェアの拡大、顧客獲得などの目標に関連したKPIを選定します。
  2. 具体的で測定可能: KPIは具体的で数値で測定できる必要があります。抽象的な指標よりも、明確な数値が成果を評価するのに有効です。
  3. リアルタイムまたは定期的に追跡可能: KPIは適切な間隔で測定できる必要があります。成果をリアルタイムまたは定期的に監視し、適切な対策を講じることができるように設定します。
  4. 比較可能: KPIは異なる期間やプロジェクト間で比較可能であるべきです。過去のデータと比較し、進捗を評価できるようになります。
  5. チームと共有: KPIはビジネスのすべての関係者と共有し、共通の目標に向かって取り組むための指針として活用します。

具体的なKPIは業界やビジネスの性質によって異なりますが、一般的なKPIには売上成長率、利益率、新規顧客獲得数、顧客維持率、ウェブサイトトラフィック、ソーシャルメディアエンゲージメントなどが含まれます。ビジネスの目標や戦略に合わせて、最適なKPIを選定し、定期的に監視しましょう。


ROI(Return on Investment)

ROI(Return on Investment)は、投資利益率とも呼ばれ、ビジネスや投資における収益性を測定するための指標です。
ROIは、ある投資やビジネス活動に対して、その活動から得られる利益(収益)と、その活動にかかったコスト(投資)との比率を示します。ROIは一般的に次の数式で表されます。
ROI = (収益 - 投資) / 投資
この数式に基づいて、ROIは通常割合やパーセンテージで表されます。例えば、ROIが100%の場合、投資した額と同額の利益が得られたことを意味します。ROIが100%以上であれば、その投資やビジネス活動は収益を上げており、利益が出ていることを示します。一方、ROIが100%未満の場合、収益がコストに対して不足していることを示します。 日本の中小企業経営者がROIを理解し、活用することの重要性は以下の通りです。
(1)効果測定:
ROIはビジネス活動やマーケティングキャンペーンの効果を測定するのに役立ちます。どの活動が収益を上げ、どの活動がコストをかけすぎているかを把握できます。
(2)意思決定のサポート:
ROIは新規プロジェクトや投資の判断に役立ちます。投資先を選択する際に、どのプロジェクトが最も収益性が高いかを判断するのに役立ちます。
(3)予算配分:
ROIの情報を元に、予算を最適に配分できます。収益性の高いプロジェクトに予算を集中し、効果の低いプロジェクトから予算を削減できます。
(4)成長戦略の最適化:
ROIのデータはビジネス戦略の最適化に役立ちます。成功した戦略を強化し、失敗した戦略を修正するための指標として活用できます。
(5)リスク管理:
ROIはリスク評価にも役立ちます。投資に伴うリスクと収益のバランスを評価し、リスクを最小限に抑えつつ利益を最大化できる戦略を策定できます。

ROIは、ビジネスの持続可能性と成長に不可欠な指標です。中小企業経営者は、ROIを定期的に計算し、ビジネス活動や投資の効果を評価することで、意思決定をサポートし、持続的な成功を実現できるでしょう。

ネット炎上

ネット炎上(ネットえんじょう)は、インターネット上で急速に広まるネガティブな情報や批判的なコメント、非難、論争などが、オンラインコミュニティやソーシャルメディア上で拡散し、特定の個人、企業、団体、商品、サービスなどに対する信用や評判に大きな悪影響を与える現象です。ネット炎上は、急速に広まる情報のために、短期間で大きな波及効果をもたらすことがあります。

特徴:
(1)急速な拡散:
ネット炎上は、ソーシャルメディアやオンラインフォーラム、ブログなどのプラットフォームを通じて、瞬時に拡散します。情報はウイルスのように広がり、一気に多くの人々に届けられます。
(2)ユーザーの感情:
ネット炎上は、しばしば感情的な議論や怒り、不満、非難に関連しています。ユーザーが感情的になりやすいトピックや問題が炎上の原因となります。
(3)影響力の拡大:
ネット炎上は、報道機関やメディアにも影響を及ぼし、一般的にはオンラインの枠を超えて広がります。これにより、企業や個人の評判に大きな悪影響を及ぼすことがあります。

影響:
(1)評判の悪化:
ネット炎上に巻き込まれると、企業や個人の評判が急速に悪化し、信頼性や信用が失われる可能性があります。
(2)ビジネスへの影響:

企業にとっては、ネット炎上は売上げの減少やビジネスへの悪影響をもたらすことがあります。顧客の離れやパートナーシップの損失が発生することもあります。

(3)法的問題:
ネット炎上には訴訟や法的な問題が伴うことがあります。中には名誉毀損やプライバシー侵害に関連する訴訟が発生することもあります。
(4)対応コスト:
ネット炎上に対処するためには、時間と資源が必要です。謝罪声明の発表、対話の試みなど、対応にコストがかかることがあります。

ネット炎上を防ぐためには、オンラインでのコミュニケーションに注意を払い、トラブルが発生した際には冷静に対処することが大切です。また、適切なリスク管理策を導入し、オンライン評判をモニタリングする仕組みを整えることも重要です。


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