【Cabooosu 365日Blog:451投稿目】
大分市のSNSコンサルタント幸野寛です。
この365日ブログでは
大分県の中小企業経営に
役立つ情報をご紹介します。
目の前にやってきた大企業
所属する経営者団体『中小企業家同友会』。
毎月行われる例会では
まず経営者の実践報告があり
報告を元にグループ討論で学びを深めています。
昨日は佐伯市の『カデンのエトウ』
江藤専務の報告を伺いました。
2013年にお店の目の前に
大手家電量販店が出店。
のぼりには
「他店のチラシを持ってきてください
その金額より値引き販売します」の文字。
スタッフには引き抜きの誘い。
品揃え、価格勝負では
大手企業に勝てない中小企業が
いかに生き残ってきたのかがテーマでした。
モノ売りを辞めコト売りで勝負
これからどうすればいいのか・・・。
迷った江藤専務は同友会で学び作った理念
『家電のレスキュー』というコンセプトに
立ち返ります。
モノ売りは勝てないからやめる
→ 店頭販売を6割カット
命に関わる家電レスキューに特化
→ 命に関わらない家電レスキューはしない
大手家電量販店のキャッチコピーが
「大安売り」なら家電のエトウは「心」を追加し
「大安心(だいあんしん)売り」をキャッチコピーにする。
顧客と接触を続け
価値を上げ続けるという意味では
やらないことを決め徹底した結果
大手家電量販店が出店した
2013年こそ売上を落としたが
その後、右肩上がりに売上を上げて
2017年には大手家電量販店は撤退。
価格勝負では大企業には勝てない
大企業ができない特化した
価値勝負なら中小企業は勝てる
江藤専務の報告は
業種・業態を問わず
全ての中小企業が生き残るための
ヒントが詰まっていました。
伝える仕事をしている私にとって
印象深いのは『家電のレスキュー』という
コンセプトを伝えるために
- レスキュー隊のようなオレンジのつなぎを着る
- 看板やイメージのデザイン統一
というブランド戦略の徹底でした。
あなたの会社では
自社の価値をどのように伝えていますか?
【 カデンのエトウ オフィシャルサイト】
https://www.e-kaden.co.jp/
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